ネイティブの英語教師は日本人の英語に慣れているため、自分の話す英語が彼らに通じたとしても一般のネイティブには通じないのではないかという話です。
あと、日本にいるネイティブの英語教師は、日本人の発音の弱点知っているので、その部分が聞き取れず歯抜けになっても、全体の文脈でうまく理解してくれたりする。で、しゃべれてると思って、例えばアメリカでネイティブと話すと、「はあ?」って顔される。
— とくさん (@nori76) 2016年2月22日
こういう「はあ?」って顔されると、日本人の性格上話すことに臆病になっていく。それを避ける意味でも、まず母音、子音それぞれの発音をきっちり抑えておくのが重要だなとおもう。文章が単純でも、語の発音が明瞭だと、相手も結構聞いてくれるものです。
— とくさん (@nori76) 2016年2月22日
ブロークンでもいいからとにかくしゃべれ、っていうのは内気になりがちな日本人の「心構え」としてはいいんだけど、長期的には弊害が大きい。少なくともガチンコのビジネスでは信頼得にくくなるし、「日本人枠」みたいな感じを抜け出せない。
— とくさん (@nori76) 2016年2月22日
これは自分もよく思います。
以前、市営の英会話サークルに参加していましたが、そこでは参加者の殆どが40〜60代でした。
一応中級クラスではありましたが、参加者のレベルは海外駐在経験者から完全な片言の人まで様々でした。
その中に際立って日本人英語で喋りまくる女性がいました。
発音どころか時制までめちゃくちゃなので、自分を含め聞いている多くの人は途中で話の筋を追うのをギブアップしていました。
ところがアメリカ出身のネイティブの講師は彼女の話に相槌を打ちながら、話の合間に補足的に聞き返しをしたりしていました。
彼には彼女の話の内容がわかっていたようです。
その講師はアメリカ出身で日本に来て3年になりますが、日本の中学校で英語を教えています。
つまり、彼は英語の得意でない日本人と英語で会話するのに非常に慣れているのです。
日本人特有の間違いや、発音の癖などを経験から熟知していたのだと思われます。
これは大手の英会話スクールの講師にも同じ事が言えると思います。
彼らは日本人と英語で話す事にかなり慣れているため、彼らに通じたからと言って、自分の英語が一般のネイティブにも通じるとは思わない方が良いのかもしれません。
おそらくネイティブも相手が日本人であれば、ある程度は聞き取ろうと努力をするでしょうが、あまりにも意味がわからなければ途中で聞き取る事を放棄して適当な相槌を打って流そうとするでしょう。
お互いに相槌を打っているけれど、全く広がりが無い会話という経験、自分にもあります。
日本人の英語が通じない理由
個人的に、日本人の英語が伝わりにくい大きな理由の一つはシラブル(syllable)だと思っています。
英語の「音節」についての解説 English Lounge | ENGLISH LOUNGE
シラブルとは音節の事で、「音のカタマリ」とでも言うべきものでしょうか。
例えば極端な例ですが、
appleという単語、カタカナで発音すると
アッ・プ・ル
と3つの音節になります。
しかし正確には
ap・ple
と、2つの音節になります。
この音の数の違いが、致命的な伝わりにくさを生んでいるのです。
LとRの発音が区別できていなくても、文脈からその意味を推測する事が出来ますが、音の数が違うと途端に「そんな単語は知らない」となってしまいます。
これは日本語でも同じ事で、うちの息子はまだ4文字以上の単語が正しく言えず、よく新幹線「はやぶさ」の事を「はぶやさ」と言い間違えていました。
ですが聞いてる側が文脈から「はぶやさ」→「はやぶさ」と変換する事は容易です。
これがもし「はぶやさや」と言い間違えていたら、聞いている側は「ん、何の事だ?」と思ってしまうでしょう。
日本語の会話でも、騒音が酷くて相手の言葉が全て聞き取れなかったとしても、前後の文脈から単語を補うことは出来ますが、単語の長さが違うと推測は困難になります。
洋楽は発音の練習に最適
よく「ネイティブのように発音する必要は無い」と言われますが、私はより伝わりやすい英語を身につけるにはネイティブらしく発音することは重要だと思います。
そして、自分の発音が飛躍的に改善されたのは意識して洋楽を聞くようになってからでした。
これは、歌に乗せると正しい音節(リズム)で発音しないと、歌の中に歌詞が絶対に収まらないからです。
否が応でも自分の発音の間違いを気付かされるというわけです。
あと、聴くだけじゃなく、動画を観るのも勉強になります。
「実際こんな風に舌を出してるんだ」
とか
「こんなに口を横に開くんだ」
とか、いろんな発見があります。
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