そもそもTOEFLってどうやって申し込むの?
先日、訳あって人生で初めてTOEFLを受験してきました。
これまでTOEICは何度も受験したことがありますがTOEFLは初めてなので、そもそも申し込みの方法などからよく分からないことだらけでした。
試験当日もこれまで受けた資格試験等の類とはかなり雰囲気が異なっており、なかなか驚くことが多かったため、備忘のためにレポートしておこうと思います。
申し込み方法
TOEFLを受験するにはまず運営団体であるETSのサイトへ行き、アカウントを作成する必要があります。
このアカウント作成画面ですが、どうやらmac、iOS環境には対応していないようで、Windows環境からアクセスする必要があります(Androidは知りません)。
アカウントを作成したら、希望するテストセンター、受験日を選択し、受験申し込みが出来るようになります。
ちなみにTOEFLを受験するには身分証明書が必要になりますが、これがかなり厳格で、パスポートが一般的な様です。
なお受験料はUS$235です。高い!
TOEICの様に気軽に受けられる試験ではないですね…。
TOEFLの試験構成
TOEFLは
- Reading
- listening
- speaking
- writing
の4つのパートから構成されており、配点は各30点の120点満点です。
詳しい試験内容は他にいくらでも詳しいサイトがありますので、検索して見てください。
なお試験時間はトータルで3-4時間ほどです。このように1時間の幅がある理由は、ReadingとListningの問題数が多い場合があるためです。
なお途中、ListningとSpeakingの間に10分間の休憩があります。
試験当日のながれ
試験当日ですが、初めて受けたためなかなか面食らいました。
以下の内容は会場によって異なると思いますが、自分の場合はある大学のPCルームでした。
まず会場に着くと、受付で身分証明書の提示を求められます。アカウント作成時にパスポートをIDにした場合は忘れずにパスポートを持参する必要があります。
その後、順番に会場に案内されます。定員20人ほどのPCルームが会場ですが、TOEICのように全員が時間通りに着席し一斉に始めるわけではありません。
会場についた人から順番に部屋に案内され、着席した人から始めて行きます。当然早く終わった人はどんどん帰って行きますし、途中休憩のタイミングも人によってバラバラです。
教室には自分の荷物を持ち込むことができますが、携帯電話や時計などは全てカバンにしまう必要があります。服のポケットには何も入れることは出来ません。
教室に入れられると、自分が一番出ない限り既に試験に取りかかかっている人が数名います。
まずは金属探知機でポケットに何も入れていないか確認されます。なかなか厳重なセキュリティです。
その後その場で顔写真を撮られ、Speakingテストのために音声を録音されます。これはA4半分くらいのスクリプトを読まされ、結構長いです。
しかもこれ、周りではみんなテストやってる中でスクリプト読まされるんですよね。
つまり自分がテスト解いている時にも、狭い教室の中で割と近い距離で、断続的に後から入ってきた受験生が普通の声でブラブラとスクリプトを読むわけです。これには驚いてしまいました。
I live in Tokyo
その後、自分が受験するPCの前に着席すると、あとは画面に従ってテストが始まるわけですが、ここでまた驚いた頃があります。
少し前に着席した受験生が何やらお経のようにブツブツと唱えているのです。
よくよく聞いてみると
I live in Tokyo. I live in Tokyo. I live in Tokyo. I live in Tokyo. I live in Tokyo. I live in Tokyo. I live in Tokyo. I live in Tokyo. I live in Tokyo…
と、ひたすらお経のように唱えています。
え?何この人たち?と思いましたが、その理由はすぐに明らかになりました。
画面に従って進んでいくと、そのうちspeakingのマイクチェックのために
Describe the town where you live.
という指示が出されました。
あーこれだったのかと思い、僕は
I live in Chiba prefecture. I live in Chiba prefecture. I live in Chiba prefecture…
と正直に唱えました。
こうしてマイクチェックや注意事項が終わると、無事最初のセクションであるReadingが始まりますが、この間も後から入ってきた受験生のスクリプト読み上げや、I live in Tokyo コールを聴きながら解き進めなければなりません。
とは言え、いずれ教室の席も埋まり、readingも半分くらいまで来る頃には教室も静かになります。
しかしreadingの次のパート、Listeningの終わり頃になると再び教室が騒がしくなり始めます。
先に始めていた受験生たちが10分間の休憩に席を立ち始めるからです。
自分の受けた会場は、受験生同士の間隔も狭く、机もしっかりしたものではなかったので、席を立った人が机にぶつかったりして雑音が入ります。listening中なのに。
これは地味にキツいです。どんな状況でも落ち着いていられるタフネスが要求されます。
しかもこれ、運が悪いと自分がまだlisteningを解いてるうちに、他の人が休憩を終えてSpeakingを始める可能性もあるということんなんです。
listening中なのに周りが普通の声でベラベラ喋り出すとか恐怖ですよね。
Speakingではハッキリと大きな声で話すようにと指示されていますからね。
ちなみにこの時、自分が休憩中に先にSpeakingを始めた人の喋ってる内容を聞いて問題の内容を予測するのが定石のようですが、自分はそんな余裕なかったですね。
キーボード問題
Speakingが終わると最後のパートであるwritingですが、ここでも若干戸惑うことがありました。
キーボードがUS仕様なのです。
日本仕様とUS仕様では、文字の配列は基本的に同じですが、記号の位置などが微妙に違います。
自分はアポストロフィーの場所を探してしまいました。
TOEFL対策教材
以上、初めて受けたTOEFLレポートでした。
これから初めて受けるという人の一助になれば幸いです。
これまで受けた試験等とはかなり様子が異なり、戸惑う事も多かったですが、次からは慌てずに構えて、高得点を狙って行きたいと思います。
ちなみに今回の受験にあたって勉強した教材は下記の2つだけです。
Official TOEFL iBT® Tests Volume 2 (Official Toefl Ibt Tests)
- 作者: Educational Testing Service
- 出版社/メーカー: McGraw-Hill Education
- 発売日: 2016/01/11
- メディア: ペーパーバック
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こちらは過去5回分の実際の過去問が収録されています。またCDROMが付属していて、実際のテストと同じような環境でPCの画面で過去問を解けるソフトが収録されています。
【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)
- 作者: 神部孝
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2014/02/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
こちらは定番の単語集です。
TOEICと被ってる部分も多いですが、後半はかなりマニアックな単語も多いです。
個人的には付録で付いている、歴史や生物学などアカデミックなトピック別に基礎知識と関連単語をまとめた冊子が有効だと思いました。対策としてはその別冊を重点的に暗記していました。
以上、初めてのTOEFL受験レポートでした。
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