経理の転職にベストなタイミングっていつなの?転職経験者が解説してみた

経理キャリア
  • 経理で転職するのにベストなタイミングって何歳?経験年数何年くらいあれば良いんだろう? 
  • 経理って繁忙期が明確だけど、転職するのに1年のうち何月が有利なんだろう? 

そんな疑問にお答えしたいと思います。 

こんにちは。国際経理の中の人(@baticwords_bot)です。 

僕は30歳を過ぎてから、実務経験たったの2年で、経理転職することができました。 

関連記事:経理で転職して気づいたら年収が200万アップしてた話。と、その理由について

経理で転職をしたい!と思っている人の中には、転職するのには一体いつがベストのタイミングなんだろう?と思っている人も多いのではないでしょうか。 

この記事では、僕自身の経験も踏まえ、そんな人たちの疑問にお答えしたいと思います。 

なお、この記事を読んでくれている人にとっての「タイミング」という言葉には、2種類の意味があると思っています。 

1つは、「1年のうち、何月がベストなのか?」という意味。 

もう1つは、「年齢・経験年数において、どのくらいのタイミングで転職するのがベストなのか?」という意味。 

この2つについて、実際の経理で転職を経験した筆者の視点から、解説していきたいと思います。 

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「1年のうち、何月?」という意味でのタイミングなら、「4−6月以外」!

まず、1年のうち、何月がベストなのか?という意味では、「4−6月以外」がベストだと思います。 

これは4−6月に転職活動をしても採用されにくい、という意味ではありませんのでご注意ください。 

そもそも、採用されやすい月なんて無いと僕は思います。 

ではなぜ、4−6月以外がベストなのか、というと、4−6月は採用先の会社が年次決算の真っ最中で忙しいことが予想されるからです(単純に3月決算の会社が多いと想定して書いています。もちろん当てはまらない会社もあります)。 

決算で忙しいと、よくあるのが中途入社の面倒を見ている余裕がなく、入社後そのあいだ放置されて辛い思いをするというパターン。 

僕がまさにそれでした・・・笑。 

僕が入社されたのは3月の後半。4月から年次決算が始まり、株主総会が終わる6月後半までは、ろくにサポートもしてもらえず、会社の中でのコネクションも作りづらく、非常に寂しい思いをしたのを覚えています。 

つまり、これは転職して入社するなら4−6月以外の方が望ましい、という求職者側の都合の話です。 

逆に求人企業側のことを考えると、「何月に出ている求人は条件が良い」なんていう事は、あまり無いと思います。 

なぜなら企業は、欠員が出たり、新規プロジェクトに合わせて人が欲しいと思ったら、すぐにでも求人を出すからです。 

もしくは、そこまで切迫していなければ、わざわざ忙しい時期に中途採用しようとは思わないはずですから、4−6月は採用を避け、7月以降に求人を出すという事はあると思います。 

そう考えると、結局、人が必要な企業は一年のうちいつでも求人を出すので、特に何月の求人が条件が良い、何月に求人が多い、ということは無いのではないでしょうか。

年齢・経験年数において「ベストなタイミング」なんていうものは無い!

次に「年齢・経験年数」におけるベストなタイミングですが、ハッキリ言ってそんなものありません!

年齢に関しては、確かに若い方が可能性は広がるのは事実かもしれません。 

しかし、よく言われる「転職は35歳まで」とか「未経験は20代前半まで」といったような事は、全くないと言って良いでしょう。 

なぜなら、結局はその人の中身次第だからです。 

同じ1年間であっても人によって学べる事は全く違います。 

また、同じ業務内容であっても、上から与えられたことを何も考えずにこなす人と、自分なりに改善点などを考えながら取り組む人では、1年後に身に付く経験は全く違うものになります。 

ですから、年齢や経験年数なんていうものは単なる数字に過ぎず、厳密には個人のスキルや適性を表す指標にはなり得ないのです。 

事実、僕は今の会社に転職する時で、既に30歳オーバーで、経理経験がたったの2年だったにもかかわらず、それまで一切経験のない英語を使ったポジションに採用されました。

しかも年収は200万円アップしました。 

関連記事:経理で転職して気づいたら年収が200万アップしてた話。と、その理由について

しかもその時、自分よりもずっと経験年数の長い対立候補がいたにもかかわらず、それを抑えて採用されたのです。 

このように、年齢や経験年数というのは、決して絶対的なものではないのです。 

結局は評価されるのは本人の中身です。 

「○歳以上だからダメ」「経験○年以下だからダメ」なんていう事は決してないのです。

関連記事:経理の転職に必要な「経験年数」ってどのくらい?→ぶっちゃけ重要じゃない理由

まとめ|誰にでも当てはまる「良いタイミング」なんていうものは存在しない

ネットには転職に関する都市伝説が溢れていますよね。 

「35歳限界説」なんてものを耳にしたことがある人も多いと思います。 

しかし、実際に転職エージェントと会って、企業と面接して、今こうして転職を経験してみるとわかりますが、転職の条件なんて本当にひとりひとり違います。

万人に当てはまる条件なんて存在しないのです。 

ですから、 

  • 自分はもう35歳超えているから転職なんて無理だ・・・ 
  • まだ1年しか実務経験ないし、良い転職先なんてあるはずない 

なんて考えずに、まずは目指す場所と、自分が今いる場所のギャップを正確に把握することが重要です。 

現状を正しく把握して初めて、自分が今何をするべきかが見えてきます。 

僕は、経理に異動する直前に、「将来経理として年収アップの転職がしたい」と言って転職エージェントを訪問しましたが、決して門前払いされたりなんていうことはありませんでした。 

それからわずか1年半後に紹介してもらった求人に応募して、実質経理経験2年の時に年収200万円アップの転職をすることができたのです。 

皆さんも諦めずに、自分を過小評価することなくチャレンジしてみてください。 

それでは、国際経理の中の人(@baticwords_bot)でした。 

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