経理の転職、資格なしでもできるの?→資格なしでもすぐに動くべき

経理キャリア
  • 経理やってるけど、もっと年収上げたいし、転職したいな 
  • 未経験だけど、経理の仕事に興味がある 
  • やっぱり経理で転職するには資格がないとダメなのかな? 

この記事では、こんな疑問に答えています。 

どうも、国際経理の中の人(@baticwords_bot)です。 

僕自身も新卒で経理以外の部署に配属になり、その後経理に異動して、最終的に転職した経験があります。 

なお、転職して念願だったグローバルな仕事もでき、年収も200万円ほど上がったので、この転職は成功だったと思っています。 

そんな僕の経験から、経理の転職に資格は必要なのかという事について書いていきたいと思います。 

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あくまで、目的が「良い転職」なら、資格は必須ではない 

のっけから結論を書いてしまいましたが、この通りです。 

経験上、あくまでも「転職」が目的であるなら、資格は必須ではありません。 

これは自分の転職活動と、その後もエージェントに通って話を聞いている中で感じたことです。 

もしあなたが、 

  • 「未経験から経理に転職するために資格を取ろう!」 
  • 「より良い仕事に転職するために難しい資格にチャレンジしよう!」 

と思っているとしたら、ちょっと待って下さい。 

「より良い転職」が目的なら、資格の取得は1つの「手段」でしかありません。

なぜ資格が必須ではないのか。 

以下で、 

  • 経理転職に「簿記」は必須なのか 
  • 難関資格を取ることは年収アップにつながるのか 

の、2つに分けて説明します。 

経理転職には「簿記」必須なのか|資格なしよりはアピールにはなる、が… 

僕は新卒で営業に配属されたのち、経理の仕事に魅力を感じ、希望を出して経理に異動しました。 

その後、2年の経理経験を積んで日系のグローバル企業に転職しました。 

実はその時、異動希望を出す前に簿記2級を取得していました。 

異動希望を出すにあたって、未経験で資格もありませんでは話にならないと思ったからです。 

実際、未経験の状態で、経理への熱意を見せるという意味では簿記2級の取得は有効でした。 

では、やっぱり未経験から経理への転職には簿記2級が必須なのか?というと、そんなことはないと僕は思います。 

異動した経理の部署には、何年も経理の実務に携わりながらも、簿記は持っていないという人もたくさんもいました。

実務においては、あくまで「何ができるか」が重要であって資格があるかどうかなどということは重要ではないのです。 

また、ここ数年で簿記2級は出題範囲が改定されており、以前より難易度はかなり上がっています。

まともに受けても受からない資格になってしまいました。 

簿記2級は年に3回受けられますが、今の難易度ではよほど気合を入れて勉強しないと普通に1年以上かかってしまうと思います。 

転職を考えたときに「1年」という期間はとても重要です。

なぜなら転職では(特に日系企業では)年齢が非常に重要になってくるからです。 

特に、実務が未経験であれば、少しでも若い方が有利です。 

また、転職市場はつねに流動しています。 

いま好況な転職市場が、あなたが資格に受かった頃には不況になっているなんて事は当たり前に考えられるわけです。

国際経理の中の人
国際経理の中の人

リーマンショックみたいなことが起こるって、誰が予想してました?

転職においては個人のスキルのようなミクロの要素も重要ですが、それよりも業界全体の景気のような、自分ではコントロール出来ないマクロの要因の方が圧倒的に重要になってきます。 

なのでやっぱり、「資格に受かってから」というスタンスでいるとチャンスを逃すことになってしまいます。 

資格は、無いよりはあった方が良いですが、決して必須ではないので「受かってから」とは考えず、勉強しながら転職活動を始めるのが正解です。 

難関資格を取ることは年収アップにつながるのか 

先にも書いた通り僕は、経理に異動する前に簿記2級は取っていましたが、実はその勢いで税理士試験にチャレンジしようと思っていました。 

しかし、半年ほど勉強して、「これは向いてないな」と思い、すぐに撤退しました。 

その後、勉強したのは英語です。英語については、すぐにTOEIC800点を超えることができました。 

結果的に、転職活動ではむしろ英語力を評価され、日系グローバル企業の経理職として採用されました。 

僕だけでなく、経理の人で税理士を目指そうとする人はけっこう多いと思います。

税理士は会計士に次いで会計科目の最高峰であるのに加え、科目合格が永年有効で、一見すると受けやすいため人気の資格です。

しかし、実際に勉強してみるとは税理士試験は果てしなく高いハードルです。合格までの平均年数は何と10年(!)。当然ながら途中で挫折する人も大勢います。

どそれでも、仮に取得したからといって、すなわち年収アップに結びつくとは限りません。

日本の会社の多くは年功序列ですから、資格や能力といった個人の特性で年収が決まるわけではありません。 

会社の「給与体系」というルールの中でしか年収は上がらないのです。 

ですから、仮に税理士のような難関資格を取ったとしても、大きく年収をあげようと思ったら、「給与水準の高い会社」に転職するしかないのです。 

その辺のことは自分の経験も踏まえ、↓の記事に詳しく書いています。 

関連記事:資格を取ったら年収アップするのか?答えは「ノー」です。本当に年収を上げる方法は

僕のゴールはあくまで「年収アップの転職」だったので、税理士の勉強はわずか半年で撤退し、すぐに転職エージェントに通い始めました。 

その結果、実務経験わずか2年で年収200万アップの転職ができたので、あの判断は正しかったと思っています。 

関連記事:経理で転職して気づいたら年収が200万アップしてた話。と、その理由について

資格なしでも、まずはプロに相談 

いずれにせよ、目的が「より良い転職」であるならば、資格の取得を考える前にまずは転職のプロに相談することが重要です。 

実務経験を積み「ながら」、または資格の勉強をし「ながら」でいいのです。 

ちなみに転職エージェントは決して成長途上の求職者を雑に扱ったりはしません。

僕自身、経理に異動してすぐ、経験なんてまだゼロに等しい頃に転職エージェントに通い始めましたが、結果的にその2年後には年収200万アップの転職をすることができました。 

その2年間を有効に過ごすことができたのは、間違いなく転職エージェントの的確なアドバイスを自ら取りに行ったからだと言えます。 

繰り返しになりますが、転職には個人のスキルや適性よりもむしろ、業界の景気・企業の人事状況といった、コントロール不可能な要素の方が圧倒的に影響するのです。 

そしてそうした要素は、リアルタイムに流動しているうえ、私たち個人では知りようがありません。 

個々の企業の人事状況(欠員や増員要請)といった事情は知りようが無いですよね? 

そんな情報をくれるのが転職エージェントです。 

転職エージェントは企業から「こんな人が欲しい」という相談をリアルタイムに受けているわけですから、業界の景気動向にとどまらず、個々の企業の人事状況に誰よりも詳しいと言えます。 

中でも、経理の転職にオススメなのは「MS-Japan」です。 

僕自身も利用したことがありますが、経理や法務・人事といった管理部門専門のエージェントだけあって、非常に信頼性の高い情報を持ったエージェントだと感じました。 

僕が実際に利用したときのレポートは↓の記事をご覧下さい。

関連記事:MS-Japanの評判と実際|現役経理社員が使ってみた感想、メリット・デメリットをリアルに語ります!

まとめ:資格にこだわり過ぎるのは本当にもったいない 

というわけでこの記事の内容をまとめると、 

  • 資格は無いよりはあった方が良いが、必須ではない 
  • 資格や実務経験といった本人の特性よりも、「業界の景気」というコントロール出来ない要素の方が転職には影響する 

ということになります。 

経理を志す人は勉強が好きですから、資格にチャレンジしたくなる気持ちはわかります。僕もそうでした。 

でも、あくまで目的が「より良い転職」であるならば、資格は手段の1つでしかありません。 

僕がそうだったように、経験や資格に自信がなくても、エージェントを活用してどんどん積極的に「転職市場とのつながり」を持つことがより良い転職へのカギだと感じました。 

この記事が皆さんの参考になれば嬉しいです。それでは〜。 

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