簿記の次に取るのにおすすめの資格をまとめてみた【ステップアップ】

簿記・英文会計

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こんにちは。国際経理の中の人です。

最近、知り合いや会社の後輩で簿記を取得する人が増えてきました。

僕の周りでは、簿記取得をきっかけに会計や資格の勉強そのものの面白さに目覚める人が多いようです。僕もそうでした。

会計資格は、世の中の経済やビジネスの仕組みがわかるので勉強していて面白いというのもそうですが、単純にキャリアアップに役立ちますよね。

実際ぼくも、もともといた中小企業で簿記を取得して経理に異動し、その後英語を習得して大手企業に転職した結果、年収も200万円以上あがりました。

関連記事: 経理として転職して気づいたら年収が200万円上がってた話

というわけで今回は、簿記をとったけどさらに資格を取ってキャリアアップしたいという人に向けてオススメの資格を紹介します。

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簿記3級の次に取るのにおすすめの資格

まずは簿記3級を取った人にオススメする資格です。

もうこれは、簿記2級の一択でしょう。

キャリアに活かすなら簿記は2級まで取りましょう!経理や会計系の職種につくなら2級は必須と言われていますからね。

まぁ最近は2級の難易度も上がってきて「これ必須か?」と思うような内容になってきた気もしますが、それでもやはり転職やキャリアアップの武器にするつもりなら3級だけではほぼ意味がありません。

2級は2017年度から試験範囲の改正があり、それまで1級の範囲だった内容が含まれるようになって難易度がグッと上がりました。

そのため、独学だけでの合格はだいぶ厳しくなってきているのが現状です。

2級は連結や税効果会計など、3級までのように普段の生活の中ではなかなかイメージしづらい範囲も出題されるため、独学だけだと仮に合格できたとしても、理解があやふやで実務では役に立たないという事も考えられます。

そんなわけで独学は避けた方が無難です。

予備校だとぼくも利用した資格の大原が無難で、わかりやすくておすすめです。

しかし5ヶ月で66,000円と、結構なお値段です。

そこでオススメなのが、最近TVCMでもおなじみの通信教育「スタディング
」です。

スタディングは完全にスマホ・タブレットだけで学習できる、隙間時間での勉強に特化した通信教育で、2級講座は17,980円と、大原に比べるとかなりお得です。

というわけで簿記3級をとった人は2級も受かってしまいましょう。

仕訳の基本は理解しているので、サクッといけるはずです。

関連記事:「営業向いてないから経理」の何が悪い?僕が簿記2級をとった理由

簿記2級の次に取るのにおすすめの資格

さてそれでは次に、簿記2級を取った人にオススメの資格を紹介していきたいと思います。

ここで言っておきますが、僕のおすすめコンセプトは「簿記(=会計)」と「英語」の掛け合わせです。

税理士などの難関資格を持っていて「会計だけは誰にも負けません」という人よりも、「会計も英語もそこそこ出来る」という人の方が一般企業では評価されるというのが僕の経験上の学びです(監査法人とかは別ですが)。

そんなわけで、紹介する資格は全て英語と会計の掛け合わせ資格になります。

TOEIC900点

まずはTOEICです。

「掛け合わせじゃないじゃん!」と思った方、すみません。

でも、ただのTOEICじゃないですよ?900点です。

やはりTOEIC900点はそれ以下と比べると履歴書上でのインパクトが違います。

簿記2級で会計の基本が理解できていること、TOEIC900点で英語もそれなりのレベルで出来ることが示せれば、ビジネスマンとして十分なスキルのアピールになるでしょう。

TOEICで900点が取れても、英語を「話せるかどうか」とはほとんど無関係なのですが、英語ができない日経大企業の人事部などに対してはまだまだ錯覚資産としての効果は十分です。

BATIC(国際会計検定)|英語と会計スキルの掛け合わせ

次に紹介するのはBATIC(国際会計検定)です。

BATICは東京商工会議所が主催する、簿記検定の英語版です。

なお、会計のルールは国や地域ごとにいくつか存在し、日本の簿記検定は日本独自の基準であるのに対し、BATICは近年世界のスタンダードになりつつあるIFRS(国際会計基準)に準拠しています。

BATICは、簿記のような合格・不合格ではなく、Subject1・Subject2にクラスが分かれており、TOEICのようにスコア制になっています。

Subject1の難易度は簿記3級くらい。Subject2は2級以上、1級未満くらいです。

受験者数も多くなく、マイナーな資格ではありますが、経理系の人ならその名前は知っており、「英語で会計を理解できる人」と認知されるはずです。

それでいて、次に紹介するUSCPA(米国公認会計士)に比べて難易度も費用もかからないので、コスパの良い、個人的には非常にオススメの資格なのです。

BATICについては、下記の記事でも詳しく書いているので、ぜひご覧下さい↓

関連記事: BATICは転職には意味がない」は本当か?実際の経験から書いてみる

USCPA(米国公認会計士)|転職最強の国際資格

次に紹介するのはUSCPAです。文字通りアメリカの公認会計士資格です。

これは強いです。

おそらく、公認会計士や税理士、司法試験のような独占業務のある難関資格を除いたら文系最強の資格ではないかと思っています。

アメリカの公認会計士と言っても、日本の会計士のような超難関資格ではありません。ちゃんと対策すれば受かる資格です。

ただネックになるのは、受験費用です。

受験料も高いうえ、アメリカの大学の単位が必要なため、提携している予備校に通って単位取得する必要があります。そのためだいたい100万円近い費用がかかります。

それでも、それだけの費用をかける価値がUSCPAにはあります。

転職市場での評価は抜群なので、年収アップして100万円くらいはすぐに取り返すことができるからです。

20代で4社経験していたUSCPAホルダーの僕の同僚は「書類で落ちることはまず無い」と語っていました。

USCPAに関しては↓の記事も参考にしてみて下さい。

関連記事: BATICとUSCPAを徹底比較!難易度・受験制度からみたあなたにオススメの資格は

USCMA(米国管理会計士)|管理会計の国際資格

さて最後にもう一つ、「英語」と「会計」スキルの掛け合わせでオススメの資格がUSCMA(米国公認管理会計士)です。

USCPAのように独占業務があるわけではありませんが、れっきとした国際資格で、世界中で認知されています。

実は USCMAにはUSCPAと比べたメリットがあり、それは「登録要件が簡単」ということです。

CPAは試験に受かっても、ライセンスを取得するために監査法人での勤務経験などが必要になるため、日本人受験生はライセンスを取らない人も多いのです(というか一般企業に勤める日本人にはほぼ無理)。

つまり、試験に合格しただけの状態なので、履歴書には書けても名刺には「USCPA」と書けません。

いっぽうCMAは財務会計・管理会計・財務分析・予算編成などの経験が2年以上あれば登録可能ですので、一般企業に勤めている人でも、簡単に要件を満たすことができます。要件を満たせばUSCMAとして登録し、堂々と名刺に書くことができます。

加えて、難易度も費用もそれほどかからず(約15万円ほど)、CPAが4科目に対してCMAは2科目と難易度も低めのため、英語と会計スキルを証明する国際資格としてオススメしています。

なお、当サイトではUSCMA試験を運営する団体であるIMAから、受験費用が約1万円以上割引になる特典をいただいております。

詳しくは↓の記事をご参照ください。

関連記事:【特典付き】管理会計の国際資格USCMA(米国公認管理会計士)とは?USCPAとの違いを両方持ってる同僚に聞いてみた

まとめ

というわけで、簿記の次に取るのにオススメな資格を紹介してきました。

「英語」と「会計」スキルの掛け合わせは、ビジネスシーンで本当に役立ちますので、ぜひ検討してみてください。

それでは〜。

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