こんにちは、国際経理の中の人です。
簿記・英文会計関連の記事が溜まってきたので、まとめてみました。
僕はいわゆる「ノースキル文系私大卒」のまま社会人になりました。
しかも新卒から3年間、上司のひどいパワハラに苦しんだ経験から、「特定の会社に縛られないスキルが欲しい」と思って、英語と会計を専門にしようと勉強してきました。
その結果、前職よりもはるかに大手の日系グローバル企業に転職する事ができ、今では圧倒的にストレスフリーな生活を送れています。
僕と同じようにノースキルのまま社会人になってしまい、そこから逆転したいと思っている人がいたら、僕は迷わず「簿記と英語をやれ」と言います。
この2つは、ビジネスの世界で専門性が無い人が専門性をつけるために圧倒的にコスパがよく、また潰しがきくスキルだからです。
もっと言えば、2つを掛け合わせた「英文会計」スキルが最強です。
というわけで、僕と同じような経験をしている若い人たちの参考になればと思います。
英語と会計スキルでアピールする、キャリアアップの最短ロードマップ
何は無くとも、まずは簿記から
ノースキルのまま社会人に圧倒的にオススメするスキル。まずは簿記です。
大げさでは無く、簿記は僕の人生を変えたと言っても過言ではありません。
というわけで僕が簿記2級を取った理由から。
最低でも2級は取りましょう。
営業でストレスに苦しんでいた毎日。先輩に「経理に異動したい」と相談したところ、「どうせ営業が嫌なだけだろう?」と言われました。確かにそれもありますが、それだけではありませんでした。
簿記を取ったら「英文会計」にステップアップ!手始めはBATIC(国際会計検定)
簿記をとったら、次に英語と掛け合わせでアピールすることを考えましょう。
英文会計の資格で代表的なものはUSCPA(米国公認会計士)とBATIC(国際会計検定)がありますが、まずはBATICから紹介します。
簿記から英文会計のステップアップとして最適な資格にBATICがあります。この記事では、BATICの試験制度や難易度をもとに、独学で取得可能なのか。予備校はどんなところがあるのか、という疑問に答えています。
僕も受験したBATIC。果たして転職でのアピールにはなるのでしょうか?30代で英語の業務未経験からグローバル経理職に転職した僕の経験をもとに書いてみました。
「簿記1.2級ほどの難易度」と言われるBATICコントローラーレベル。人によっては独学での取得は難しいかもしれません。そんな時、利用できる予備校にはどんなところがあるのか、代表的な2校を比較してみました。
「文系最強資格」と言っても過言ではない。USCPA(米国公認会計士)についての記事
BATICに続いてテッパンの英文会計資格、USCPAについてです。
USCPAはBATICと比べると、難易度も高いですが、何よりも高いのはその受験費用ですね…。
ただ、国際的なネームバリューに比べて、そこまで高くない難易度を考えると、「文系最強」の資格と言えるのではないかと思います。
そんなUSCPAの情報をまとめてみました。
しばしば比較される英文会計資格のUSCPAとBATIC。2つの資格の決定的な違いとは?それぞれの試験制度や難易度から、あなたが取るべき資格はどちらなのか、に答えます。
USCPAを独学で取得しようとは考えない方が良いです。その理由とは?
また、数あるUSCPAの予備校ですが、それぞれの違いを分かりやすく比較してみました。人によって異なる「USCPA予備校の選び方のポイント」をまとめてみました。
「最強資格」とも言えるUSCPAですが、資格を生かすも殺すも本人次第です。成功例から失敗例まで、4人のホルダーの話をまとめてみました。
【オススメ】経理転職で年収200万UPした筆者も使った
その他の英文会計資格
英語と会計スキルをアピールできる資格は他にもあります。
あまり知名度はありませんが、れっきとした国際資格である2つの資格についての情報をまとめました。
USCPAが「制度会計」のプロなら、USCMAは「管理会計」のプロ。アメリカではミニMBAとも評されるその内容についてまとめました。また、USCPAと比べた明らかなメリットとは?さらに、運営団体であるIMAの方からの日本の受験生向けに、受験費用が1万円以上お得になる割引特典もいただきましたので、ぜひ参考にしてください。
内部監査の重要性の高まりにより、近年需要が高まっているCIA(公認内部監査人)。詳細情報が探してもあんまりないのでまとめてみました。
【オマケ】試験勉強にはもちろん、知識としても役立つ入門書
最後に1記事だけオマケです。
ここで紹介したような会計系の資格の勉強をしていると、「税効果会計」や「デリバティブ」などの、人によっては普段まったく馴染みのない論点が出題され、苦しまされることになります。
そんな時、やみくもにテキストと向き合うのではなく、いちどテキストを離れ入門書を一読するだけでスッキリと理解できる事がよくあります。「なんだ、そういう事か」と。
というわけで、自分がこれまで勉強していて役に立った入門書を紹介します。
簿記、USCPA、中小企業診断士の「財務・会計」など、会計系のの資格には普段馴染みのない難解な論点が多数出題されます。テキストを読んでも難解な事が難解なまま書かれてある事がほとんど…。そんな時は、一読テキストを離れて入門書に目を通すことをオススメします。
以上、僕の人生を変えたと言っても過言ではない、簿記・英文会計資格についての記事でした。
みなさんのキャリアアップを願っています!
それでは〜。