経理で転職したいけど、転職エージェントはどこを使うのが一番いいんだろう?
- MS-Japanって、「管理部門専門」のエージェントていうけど、実際のところどうなんだろう
- 実際にに面談に行った人の話が聞いてみたい!
↑そんな人のために、実際に自分がMS-Japanを利用した感想を紹介しています。
こんにちは、国際経理の中の人(@baticwords_bot)です。
僕は30過ぎた頃に今の日系のグローバル企業に転職し、海外関連の経理を担当しています。が、今の仕事ももう3年以上やっており正直そろそろマンネリ化してきました…。
また、これまで海外系の経理をやってきて、それなりに市場で売れる経験を積んでこれたのではないかとも思ったので、そろそろ転職エージェントに相談して自分の市場価値を確かめてみたいと思ってきたところです。
そんなわけで選んだのが、今回紹介する「MS-Japan」です。
MS-Japanの特徴
MS-Japanは経理や法務、人事・総務などのいわゆる「管理部門」に特化した東証1部上場の転職エージェントです。
創業者はリクルート出身。
実は約30年前の創業当時から、会計専門学校と提携し有資格者と会計事務所をマッチングさせるサービスを展開しています。
今でこそ経理専門転職エージェントは他にも存在しますが、その市場を切り拓いたと言えるのがまさにMS-Japanなのです。
特徴としては、管理系職種に特化しながら
- 累計転職支援者数2万人以上
- 年間紹介求人件数1万件以上
という、高い数字を誇っている点。
また、2015年3月期から2019年3月期の5年間で、売上高が2倍以上になっていることがわかります。
※決算資料より
転職エージェントの売上とはすなわち、転職先企業からの成功報酬ですから、ここ数年、いかに管理系職種の転職市場が活発かということを物語っています。
このようにMS-Japanは、まさに経理で転職案件を探す人にとってはこれ以上ない、ピッタリのエージェントだと言えます。
転職エージェントは数多くあり、とにかく取り扱い求人数の多さがウリの大手エージェントとかだと、担当者が経理の仕事内容やキャリアパスをよく分かっておらず、話が噛み合わないということは良くあります。
僕も何度もモヤモヤさせられました・・・。
関連記事:転職エージェントと話が噛み合わなくてモヤモヤした話
これはある意味仕方のない事かもしれませんが、その点、MS-Japanには何年も会計の専門エージェントとして培ってきたノウハウがあります。
というわけで僕も、求職者のスキル・経験と求人企業のニーズを正確に把握したうえでのマッチングに期待して、MS-Japanの面談を受けることにしました。
登録から面談までのながれ
会員登録はとっても簡単です。登録自体は住所や学歴などの個人情報のほか、希望職種などを入力して10分ほどで完了します。
なお、登録が完了すると、面談実施前から早速ポツポツと求人案内が届き始めます。
それもダイレクトメールのような自動送信ではなく、担当者のアドレスから個別に案内がきます。
おそらく、こちらの登録内容をみて手持ちの案件でマッチするものを紹介してくれているのでしょう。早い!
さて、会員登録だけでもかなり充実したサービスが受けられるMS-Japanですが(後述します)、時間が許すなら、実際に面談に行くことを強くオススメします!
これまで何人ものエージェントと実際に会ってきた僕の経験上、やはりネットの画面だけで得られる情報と、実際に対面で話して得られる情報には大きな差があります。
というわけで実際に面談に行ってきました。
なおサイトで会員登録したらすぐに面談予約の案内が来ます。
面談は
- 平日:10:00−20:00(最終受付19:00)
- 土日:9:30−18:00(最終受付17:00 祝日除く)
となっており、
- 東京
- 横浜
- 名古屋
- 大阪
の4拠点で可能となっています。
土曜日も面談可能というのは大きなポイントですね。無理に会社を休んだりする必要がないので、平日忙しい人にとっては助かります。
また言うまでもありませんが、面談は無料。というか転職エージェントのサービスは基本的に最初から最後まで全て無料です!
なので、ぶっちゃけ使わない理由がないんですよね〜。
筆者が実際に面談に行った感想
さて、実際に面談に行ってきました。
担当してくれたのは30代くらい(推定)の女性でした。
事前にマイページから登録しておいた職務経歴書と履歴書に基づき、これまでのキャリアの棚卸しから、これからの志望などをヒアリング・相談しました。
驚いたのは、さすが特化型エージェントだけあって、他のエージェントとの面談とは明らかに話の深さが違いました。
大手の総合型エージェントとかだと、必ずしも相手は経理の話が解るわけではないので、結構当たり障りのない会話になりがちです(とにかく年収に寄った話になったり)。
しかしMS-Japanのエージェントの方は、「管理部門特化型」というだけあって、こちらの経験業務について完璧に理解されていました。
職務経歴書や今後の志望の話題にしても、正直ここまで突っ込んだ話が出来たのは、これまで他のエージェントでは経験した事が無いくらいです。
面談の印象としては、聞こえの良い事ばかり言うのではなく、今の僕に足りてない物まで的確に、ちゃんと現実的なアドバイスをくれました。
もちろん、無理矢理に転職を勧めてくるというようなことはありませんでした。
結論を言うと大満足。
ぶっちゃけ管理部門の仕事内容を理解してくれてるエージェント自体が少ないので、こっちの話をしっかり分かってくれるエージェントと言うだけで貴重なんですよね。
MS-Japanのネット上の口コミ・感想・評判
このように、僕にとってはかなり的確なアドバイスをもらえたと感じたMS-Japanですが、他の利用した人たちはどのように感じているのでしょうか?
ネット上でのMS-Japanについての口コミをリサーチしてみました。
なお、「転職エージェント徹底比較!」のような比較サイトや、MS-Japanの公式サイトの口コミではなく、このブログのような個人ブログの口コミばかりを集めてみましました↓
Aさん
- 他エージェントに比べ、紹介案件の質が高い
- 相談するエージェントを1つ選ぶならMS-Japanがおすすめ
- カウンセリングは電話だけでも十分な価値がある
Bさん
- 仮に「転職しない」という結論に至ったとしても、転職相談自体はとても満足いくものだったと思う
Cさん
- 業務知識が深く、話しやすい
- 担当が、業界別ではなく業務別に分かれているため、希望職種への転職サポートが受けやすい
- 会社ごとの業務内容の違いもしっかり理解しており、こちらのワガママも聞いてくれた
Dさん
- ハイキャリア向けの求人が多く、(事務職志望の)自分には合わなかった
このように、管理部門職種でキャリアアップを目指している人にとっては、非常に満足度の高い評価を得ていることがわかります。
やはり、職種特化型であること、登録だけで質の高い求人紹介が受けられる点が高評価のポイントとなっています。
MS-Japanを利用するメリット
続いて、MS-Japanを利用することによる、具体的なメリットについてまとめてみました。
MS-Japanでは、登録するだけで、面談に進まなくても受けられるサービスがたくさんある事がポイントです。
その1|おすすめキャリア診断
これは語学力や保有資格(会計・法務・その他)、PCスキルなどを入力しておすすめのキャリアをエージェントが診断してくれるというものです。
なお、AIによる自動診断とかではないため、診断には平均2〜3日かかります。
直接面談に行くのはまだちょっと…、という人でも、登録するだけで使えるようになるサービスですので、気軽に使ってみるのもよいでしょう。
その2|年収診断
登録するだけで使える機能はまだあります。続いては「年収診断」です。
MS-Japanが運営するウェブサイト「Manegy」のサービスで、職種や経験業務・資格・現在の年収などを入力していくことであっという間にあなたの適正年収を提示してくれます。
この適正年収は、MS-Japanが扱う実際の求人をもとに出しているため、この診断の精度はかなり高いものとなっています(実際じぶんもかなり近い数字が出ました・・)。
もしこの年収診断で今の年収よりも高い年収が提示された人は、転職することで年収が上がる可能性が高いわけですから、すぐに個別相談に申し込むべきと言えるでしょう。
自分の場合はあまりにもリアルすぎる数字がでて逆に夢がなくなりましたね・・・
関連記事:経理のあなたの適正年収がわかる!1分で出来る超「年収診断」が超リアルだった件
その3|職務経歴書テンプレート
最後に注目すべきなのが、ダウンロードして使える職務経歴書のテンプレートです。
内容を見ると、記入例としてかなり事細かに経理の業務内容が網羅されていて驚きました(!)
経理の転職では、企業は欠員の補充や、業務拡大のために、ピンポイントでニーズが決まっています。
職務経歴書の段階でここまで細かくニーズを把握することができれば、ミスマッチはかなり少なくなります。
これはまさにその分野に特化したエージェントであるMS-Japanならではの特徴。
専門性を活かした転職をしたいと考えている人には、どこのエージェントよりもありがたいエージェントだと言えるでしょう。
MS-Japanのデメリット
メリットに対してデメリットについても挙げるなら、こんなところですね↓
ねじ込み型のサポートは期待できない
上でも書いた通り、MS-Japanのエージェントは、自分の市場価値を正確に把握したいという僕のニーズに対してかなり現実的なアドバイスをくれました。
逆に言えば、「何がなんでも今すぐ転職したい!」という人にも、まずは現実的なアドバイスをくれるということです。
なので、エージェントのウデで背伸びした案件へのねじ込みを期待しているとしたら、もしかしたら期待外れな思いをする人もいるかも知れません。
MS-Japan最大の特徴|「求職登録システム」
さて最後に、MS-Japanが他のエージェントとは決定的に違う、最大の特徴を紹介しておきます。
MS-Japanが他のエージェントと違う最大のポイントは、今すぐ転職する意思がなくても、特に期限を切ることなく非公開求人の紹介やカウンセリングを受け続けることが出来るという点です。
一般的なエージェントでは一度登録したら、「転職する」か「断念する」かして、サポート期間に「終わり」があるのが普通です。
それに対してMS-Japanでは、マイページに登録だけしておき、可能性のある求人が発生したらその都度タイムリーに求人情報を提供する、「求職登録システム」を採用しています。
そのため、マイページに最後にログインしてから2年間は、設定で拒否しない限りは担当者から非公開求人が送られてきます。
中には、カウンセリングには来るけど結局転職はせずに10年以上登録しているという人もいるそうです。
つまりMS-Japanは転職エージェントというよりは、企業の求人と可能性のある人材を常にストックしておきタイムリーにマッチングさせる、「人材バンク」としての役割を担っているわけです。
これは専門性の高い経理やその他の管理系職種の人にとって、自分の市場価値をリアルタイムに把握するのに最適だと言えます。
経理や管理部門で転職したい方には絶対にオススメします。
自分も面談に行った時には選考までは進まなかったのですが、求人紹介は継続して送ってくれているんですよね。
「こんな会社も求人出してるんだ〜」という新鮮な情報をタイムリーに得られるのはありがたい!
MS-Japanまとめ
以上がMS-Japanの特徴でした。
僕も正直「もっと早く登録すれば良かった」と思いました。
やはり管理系職種専門ということで、自分のキャリアを相談するうえでこれ以上ないくらい頼りになると感じたからです。
最後にもう一度、MS-Japanのメリットとデメリットをまとめておきます。
こんなところですね。
転職したい人もそうでない人も、経理キャリアの人(法務・人事・総務も)は利用しておいて絶対に損はないと思います!
それでは。国際経理の中の人(@baticwords_bot)でした。