- 毎日会社に行くのが苦痛
- 月曜日が来るのが辛い
- 転職したい
- とにかくもう辞めたい
上司のパワハラに苦しんでいるみなさん、その気持ちよくわかります。
僕(@baticwords_bot)も新卒で入社して3年間、上司のひどいパワハラに苦しんだからです。
幸い、今では転職して超絶ホワイトなサラリーマン人生を送っています。
パワハラは本当に理不尽だし、明確な人権侵害だと思います。
僕は3年も我慢してしまいましたが、今思えば本当はもっと早く抜け出す方法があったと思います。
失われた時間は戻りません。
今、パワハラに苦しんでいる人は、状況をよく見極めて、くれぐれも適切に対処してほしいと思います。病気になったらそれこそ大損失です。
というわけでこの記事では
- 僕がどんなパワハラに遭ったか
- なぜ3年も我慢してしまったのか
- あの時どうすべきだったのか
について書いていきます。
僕がどんなパワハラに悩んだか
当時のパワハラ上司はアラフォーの独身女性で、直属の課長でした。
念のため、「アラフォー独身女性」を一括りにする意図はありませんので・・・
(念のため、「アラフォー独身女性」を一括りにする意図はありません)。
ちょうど僕が入社した年に課長に昇進し、僕が最初の新卒の部下だったため、(迷惑な事に)かなりはりきっていたようでした。
そのスタイルはトップダウンそのもので、ふだんの態度からしてかなり高圧的でした。部署には年配の男性部下も何人かいたのですが、そうした人たちにも「自分は上司だから」という理由だけで高圧的に接していたため、全く信頼を得られず、チームはバラバラ…、否、
上司 対 部下
の構図となっており、部下側は妙に連帯しておりました。
そんな雰囲気なので、派遣さんも次々に辞めて行くような状況でした。
そんな女性上司のパワハラは
- 無視する
- 長時間の密室での叱責
- 非合理的な仕事の押し付け
- 周囲と分断しようとする
- 飲酒を強要する
- やたらとプライベートに干渉する
- あからさまに懐柔しようとしてくる
- 泣く
などでした。
思い出すだけでフラッシュバックしそうですが、今なおパワハラに苦しんでいる人のために頑張って書きたいと思います。
今読んでも虫唾が走る内容です・・・
無視する
基本的に部下に対しては非常に高圧的でした。
こちらが話しかけても無視する、もしくはあからさまに嫌な顔をする、ということが多々ありました。
今思えば社会人として普通にあり得ないですね。
職場の雰囲気というものを全く考えていません。そんな様子なのでこちらからは話しかけづらく、報告などが滞りがちになると「コミュニケーションが無い」などと説教してくるのです。
コミュニケーションを破壊している要因は他でも無い、自分自身なのにです。
長時間の密室での叱責
とにかく多かったのがこれです。
1回2時間近く拘束されるのです。
叱り方は、大声を出したりはしませんが、汚い言葉と表情でとにかくネチネチと、答えようのない質問をして重箱の隅をつついてきます。
非合理的な仕事の押し付け
18時ごろになって、全くどうでもいい仕事を押し付けて自分は飲みに行く、ということがよくありました。
周囲と分断しようとする
「アンタ周りから評判悪いわよ」などと吹き込み、周りから分断しようとします。
また事あるごとに、当時新人だった自分に対し、「周りの部下と私、どっちに付くんだ」という選択を迫るようなことを言ってきました。
飲酒を強要する
考え方が古く、上司からの飲みの誘いは絶対でした。
時には帰宅後にケータイに電話してくることまでありました。それでも僕はけっこう断っていたので、気に入らなかったようです。
また、誰1人望んでいないのに、月1で部署の飲み会を開催させられました。
プライベートに干渉する
- 「彼女が出来たら報告しろ」
- 「こないだ誰と飲みに行ったんだ」
- 「土日はどこに行ってたんだ」
などと、プライベートに干渉してきます。
僕はその上司の下にいた時期に結婚したのですが、結婚の報告をした時も「おめでとう」の一言もなく、口汚く罵られました。
もちろん結婚式には呼んでません。
あからさまに懐柔しようとしてくる
普段は高圧的なくせに、唐突にお土産をくれたりして、囲い込もうとしているのが本当に気持ち悪かったです。
泣く
最悪なのがこれです。
自分が蒔いた種によって部下からは完全にそっぽを向かれていたのにもかかわらず、チームの成績が芳しくないと飲み会の場面で涙を見せて同情を乞うのです。
「みんなの力を貸して欲しい」とか言うんですよ。
本当に見苦しくて、全員ひいてましたね…。
今思えば明らかにメンタルの異常か人格障害の一種だと思うのですが、それに付き合わされるこっちはたまったモンじゃありませんでした。
なぜ3年も我慢してしまったのか
このようなひどい状態だったにもかかわらず、なぜ3年も我慢してしまったのか。理由は3つですね。
- 異動の可能性があった
- 辞めるのは「敗け」な気がしていた
- スキルが何も無かった
思えばこの3年間は、毎朝起きるて鏡を見たときの自分の顔が本当に疲れていました。
通勤の電車でも「あぁ、あと何駅で会社についてしまう〜」とばかり考えていました。
毎週、日曜日は憂鬱で仕方なく、体が重く、床から起き上がれないような状態でした。
病院で診断こそ受けていませんが、間違いなくうつ病の一歩手前だったと思います。
このようなひどい状況だったにもかかわらず、なぜ3年も我慢してしまったのでしょうか。
異動の可能性があった
多くの会社がそうだと思いますが、新卒社員はだいたい2〜3年で異動になります。僕がいた会社もそうでした。
なので「あと少し我慢すれば…」と思ってしまっていたんですよね。
2年目が終わった頃、「もしかして異動、あるかも?」と思っていたのに、何も無かった時は本当に絶望しました。
「次こそは」という気持ちが、結局3年も長引かせてしまったのです。
実際、3年目の終わりに他部署からの引き抜きにより僕は異動することになるのですが、その時に上司が事もあろうに
「アンタがまだ私の下にいたいなら、いさせてやってもいいわよ?」
と言ってきたのです。
正直
こいつ、マジで馬鹿なのか??
と思いましたが、口には出さず、丁重にお断りしてお別れしました。
辞めるのは「敗け」な気がしていた
僕はパワハラを受けながらも「自分は間違っていない」と明確に思っていました。
「怒られるのは自分がダメなんだ…」とは1ミリも思っていなかったのです笑。
今思っても我ながら見上げた根性だと思うのですが、同時に「自分は間違っていないのになんで辞めなきゃいけないんだ?やめるのは向こうだろ?」などと思ってしまっていたのが間違いでした。
「勝ち」とか「敗け」とかにこだわらず、もっと時間を大切にすべきでした。
スキルが何も無かった
辞めようにも、当時の自分はいわゆるノースキル文系私大卒だったので、転職なんて出来ないと思っていたのも事実。
当時の経験がその後、簿記や英文会計のスキルを身につけるきっかけになったことは確かです。
ですが、後ほど書きますが、今思えば第二新卒なら特別なスキルなんてなくても、若さとキャラだけでいくらでも転職できるんですよね。
こればっかりは真面目がアダとなったと思います。
関連記事:スキルがない20代が転職するためにすべきことは〇〇!!
こうすればよかった。パワハラ上司への対処法
僕がパワハラ上司に苦しんでいたのは新卒の時期。まだ右も左も分からない、社会という魔物に対してなんの武器も知識も持っていない頃でした。
そのせいで3年も苦しむことになってしまいましたが、今だから出来る、あの頃の自分へのアドバイスを書いてみたいと思います。
もし、20代で上司のパワハラに苦しんでいる人がいたら、参考にしてもらえればと思います。
さっさと訴えればよかった
その後、このパワハラ上司がどうなったかというと、僕の後任の後輩にまた同じようにパワハラを繰り広げ、その後輩がとうとう鬱になってしまい、問題になりました。
その時に、事実調査として僕も3年の間に言われたこと、されたこと、見聞きしたことを洗いざらい紙に書いて提出しました。
その結果、その上司は課長を解任されました。僕からしたら降格だけで懲戒にならなかった事が納得いきませんでしたが、会社もちゃんと動いてそれなりの処分は下すのだな、と思いました。
もっと早く、発言を録音するなりして訴えればよかったと思いました。
さっさと転職すればよかった
でも、いざパワハラの当事者になってみると、訴える気なんて起こらないんですよね。訴えるのは相当のエネルギーが要ります。
また訴えた側も精神的なダメージを被りますし、もしこれで何も改善しなかったら自分の立場が悪くなるだけというリスクも負います。訴える側も無傷では済まないのです。
そんな事に時間とエネルギーを費やすくらいだったら、さっさと転職した方が良いです。
僕は「でも何のスキルも無いしな…」と思い、行動を起こせずにいましたが、第二新卒ならそもそもスキルなんてそこまで重視されません。
能力的にはほぼ新卒と同じ扱いですから、若さと人間性だけで転職できてしまいます。
今だから言えますが、転職って、思ってるほど難しく無いんですよ。
というか、やはり売り手市場なのか、最近の転職サービスは充実しすぎですので、新卒でヒドイ目にあったら、年齢の若さを活かしてどんどんチャレンジすべきだと思います。
関連記事:入社1年目のパワハラに苦しんでいた自分へ→今すぐ転職しろ!第二新卒の価値を活かせ!
まとめ:「今となっては良い経験」とか、ないから
思えば3年間、僕はただただ耐えていただけでした。
自分からは何も行動せず周りに期待して、ただ嵐が過ぎ去るのを待っていました。
パワハラの被害に遭っている人は、疲れ切ってしまいどうしてもそうなりがちだと思います。
また今振り返って思うのは
「今となってはあれもいい経験だったな〜」とか、絶対無い
ということです。そんな経験、無い方が絶対良かったんですよ。
人生の時間は有限なのです。
自分の人生を邪魔するバカとは1秒たりとも付き合ってる暇はありません。
あの頃の僕に言いたいこと、それは
「とにかく行動しろ!」
です。それでは、国際経理の中の人(@baticwords_bot)でした。