こんにちは。キャリまが管理人の国際経理の中の人(@baticwords_bot)です。
最近うちの会社の若手がどんどん辞めていきます。
僕は30過ぎてから中途で今の会社に入ったんですけど、1年目とか2年目の若手がどんどん転職していくんですよね。スキルも経験もほとんど無いはずの若手が。
この記事を読んでくれている人の中には
転職したいけど、スキルも経験も無いいまのままじゃ無理だろうな・・・
と思っている人も多いかも知れません。
しかし結論から言うと、スキルや経験がない20代でも全然転職できます。
自分は新卒で入社から3年間パワハラで苦しんでいましたが、「今のなんのスキルも経験もない自分では転職なんてできない」と思い込み、すぐに転職活動をするのを思いとどまっていました。
その結果、英語や簿記などのスキルを獲得したあと、30を過ぎてから転職することになりましたが、いま振り返ってみると、スキルや経験は転職の絶対条件ではなかったのです。
この記事では、スキルが無いけど転職したい人にオススメのスキルアップと、後半では僕が「スキルや経験が無くても転職はできる」と考える理由について書いています。
スキルなしから転職したいなら、オススメのスキルは「簿記」と「英語」
スキルや経験は絶対条件ではないと書きましたが、もちろん、あるに越したことはないという事は言うまでもありません。
冒頭にも書いた通り、僕の場合は「スキルアップして転職しよう!」と思い、簿記と英語(TOEIC)を取得しました。
この2つのスキルはとっても汎用性が高いため、現状何もスキルがない人がスキルを身に付けるのには、強くオススメします。
スキルなしからの転職にオススメのスキル|簿記
簿記とは、会社のお金の流れを正しく記録する仕組みのことです。
企業の経理部門で必須とされるスキルですね。
経理というと、地味なイメージを持つ人も多いかも知れませんが、実際には、会社の過去の取引だけでなく、将来の意思決定に不可欠な情報をもたらす、とてもやりがいのある仕事です。
関連記事:営業から経理に異動してわかった、両方のメリットとデメリット【違いは○○】
経理はどんな企業・ビジネスにおいても絶対に無くてはならない仕事なのでその基礎となる簿記は非常に汎用性の高いスキルなのです。
そのため、転職市場においても非常に潰しが効くのが特徴です。
例えば会社でパワハラを受けたなど、どうしても耐えられない事が会った時、簿記のスキルがあれば比較的容易に他の仕事を見つける事ができるでしょう。
簿記2級は半年〜1年ほどあれば合格できますので、スキルアップを目指す人にはオススメです。
スキルなしからの転職にオススメのスキル|英語
簿記と併せて僕が力を入れてきたのが英語です。
日本人はまだまだ英語アレルギーが強いのが実情です。特に日系企業で人事権を持っているような人には、英語アレルギーは顕著です。
そんな中、転職市場で圧倒的なアピール力をもつのがTOEICです。
TOEICは受験者も多く、その難易度が広く知れ渡っているため、800点も取っていればそれだけで「英語できる」扱いされます。900点以上だともはや神扱いですね。
しかし、実際にはTOEICで900点取っていてもまったく英語が話せないという人はたくさんいます。
またTOEIC800点以上を取ることはそこまで難しくありません。
にもかかわらず、転職市場では絶大な威力があります。TOEIC800点以上があるかないかでは、紹介される求人の条件が全く異なるからです。
儲かっている大きな会社ほど海外展開しています。そんな会社は給与水準も高いので、英語が出来るだけで転職時の定時年収も自然と上がるのです。
TOEIC800点もまた、半年〜1年ほどの勉強で取得可能です。これを利用しない手はありません。
いちばん威力があるのは「簿記と英語のかけ合わせ」
ここまでオススメのスキルアップとして簿記と英語を紹介してきましたが、じつは僕のいちばんのオススメのスキルアップは「簿記と英語のかけ合わせ」です。
具体的には国際会計検定BATICや、USCPA(米国公認会計士)といった資格です。
関連記事:USCPAとBATICを比較!難易度・試験制度の違いからみる、あなたにオススメの資格は
これらは要するに、英語での簿記知識を有している事を証明する資格ですが、この威力は絶大です。
英文会計スキルは、ノースキル文系リーマン(かつての僕です)が人生を逆転するのには一番の近道となります。僕がそうだったので間違いありません。
転職も容易になりますし、年収も上がります。
経験上、これは断言できます
しかし、、、
英文会計スキルを身に付けるにはそれなりに時間もかかりますし、地頭の良さも必要になります。
なので、全ての人に英文会計をオススメすることはありません。
そして!
そうしたスキルよりも何よりも僕が言いたいことは、「スキルや経験は転職の絶対条件ではない」という事です。
スキルがない20代でも転職はできる|そのためにすべきことは○○
ここまでオススメのスキルアップを紹介してきておいてなんですが、スキルのない20代が転職するためにまずするべきことは「転職活動を始める」ことだと思っています。
弊社を辞めていく若手を見ていればわかりますが、みんな普通に異業種とか、未経験の職種に転職していきます。
考えてみればそれもそのはずで、20代前半とかって、まぁ言ってみれば新卒に毛が生えたようなもんなので、そこまでスキルって期待されてないんですよ。
それより何より、年齢の若さや、「素直さ」といったキャラクターが重視されているのです。
これは、社会人になって間もない若手はまだ会社のカラーにも染まっておらず、その会社の慣習もまだ染み付いていないので、教育がしやすいというメリットがあるからです。
スキルや経験は確かに武器ですが、20代という年齢の若さもまた強力な武器になるのです。
なので、新卒1〜2年目で転職しようと思ったら、とりあえずまずは転職活動を始めてしまうのが良いと思います。
具体的には、転職エージェントに登録して相談しましょう。
彼らは転職のプロですし、転職市場の情報には誰よりも詳しいです。
ネットの情報や思い込みに振り回されて「転職できそう!」とか「自分なんて無理そう・・・」などと一喜一憂するよりも、まずは正確な情報を取りに行きましょう。
今の自分の客観的な評価と、転職市場の現状を知るためには、その道のプロである転職エージェントに相談するのがいちばん手っ取り早いのです。
この記事でも簿記や英語とスキルアップを紹介しましたが、どんなスキルを身に付けるかは、今の自分に何が足りなくて、何を身に付けないといけないのかをハッキリさせてからの方が良いです。
というか、じゃないと間違った方向に時間とお金を無駄に使ってしまう可能性もありますからね。
ちなみに僕は、本格的に転職活動を開始する前にリクルートエージェントに3回も通っていました。
関連記事:転職エージェントは相談だけでもOK。僕はリクルートエージェントに3回行きました
エージェントは最初から最後までいっさい料金はかかりませんし、たとえあなたがノースキルの状態であっても、あなたに最適な道を一緒になって考えてくれます。
事実ぼくは経理経験が全く無い状態で、「経理で転職したいんです」と相談に行きましたが、一度も門前払いのような対応をされた事はありませんでした。
門前払いもされないし、無理やり受けさせられるようなこともない。
思ってたよりずっと使いやすかったです!
また、弊社を辞めていく若手に聞くと、最近では第二新卒に特化した「ウズキャリ」や「マイナビジョブ20’s」のような転職サービスというものがあるようです。
そうした特化型サービスの存在も、「環境を変えたい!」という人にとってはきっと追い風となるでしょう。
まとめ|人生は逆転できる
先にも書いた通り、僕はもともとノースキルでしたが英語や簿記の資格と、経理での経験を積んでから転職しました。
なので、「転職するにはまずはスキルを身につけてから」と書きたいところなのですが、実際には「転職するにはまず、転職のプロであるエージェントに相談」が正解だと思います。
これは僕が実際に転職活動を通して感じたことです。
僕も新卒でパワハラを受けていた時は本当に辛かったです。
しかもその会社は将来性も危なく、年収も低かったので「絶対にいつか転職してやる」と思っていました。
結果的に転職して年収も200万円くらい上がったので良かったのですが、「いつか・・」なんて思わずにさっさと動けばよかったんですよね。
そんなわけで、今の会社に満足できていない人、「就職に失敗したな・・」と思っている人。
人生は必ず逆転できますので、ぜひ正しい方向にむかって行動してみてください!
それでは、国際経理の中の人(@baticwords_bot)でした。